<   2009年 09月 ( 3 )   > この月の画像一覧

『紫陽』19号届きましたか?

『紫陽』19号の製本作業は20日(日)に、投稿者3名の力を借りて行い、24日(木)に発送を済ませました。
今号も68頁、230部と量が多かったので、無事終わりやれやれといった感じです。

内容のほうですが、寄稿者22名(うち5名が新しい参加者)、女性のほうが多く、そのせいとは言えないかもしれませんが柔らかな雰囲気に仕上がりました。
表紙も一新。19号から21号までは奥津ゆかりさんの素敵な絵で始まります。c0094173_18595698.jpg

 吉岡太朗   「ローソン」
 佐藤佳紀   「非現実への切符」
 河津聖恵   「シモーヌの手」
 奥津ゆかり  「翳りだす春の野」
 竹村正人   「かまきり」
          「その日、寒い部屋から男
           は、」
 鈴川夕伽莉 「二十億光年リミックス」
 亜子米    「スイカのドラムをパンパカパン」
          「マンション5階の台所」
 松本タタ    「天の川キネマ」
 イワモトアヤ 「かげおくり」
 りー      「モザイク板」
          「遠去かる夜」
 小池栄子   「『私の夏』のフーガ」
 藤井わらび  「響く」
 鬼原悠翠   「海水の泡」
 風梨子     「バイバイ 由利橋」
 あおい満月  「モノクローム」
          「伝心」
 服部剛     「洋燈ノ声~異人館にて~」
          「遺影のまなざし~四十九日前夜~」
 三刀月ユキ  「しろい」
          「見えない太陽」
 北山兵吉   「ごまかし舞台にて 7/21衆議院解散の日」
          「あ~ァ」
 武中光男   「夜空」
 松本環子   「羽虫」
 亰雜物    「京橋太郎と京橋花子と奈良太郎に贈る大佛次郎の黙示録」
 O柳      「槻のはらから」
 ポーラ・ミーハン「不眠症」(藤井わらび訳)

表紙絵:奥津ゆかり
扉言葉:J・L・ボルヘス「月」

読者会は11月8日(日)13時から
詳細は未定ですので、参加を予定されている方は藤井か京谷のほうまでお問い合わせください。
[PR]
by Fujii-Warabi | 2009-09-27 18:50 | 紫陽の会

昨日、自転車で団地内を駆けているとふわりと金木犀の香りが……。
どこに咲いているのか探したけれどわからず、秋とはこんなふうに風に乗って、
こっそり漂ってくるものなのだと思った。
秋は一番好きな季節なのだけれど、
少し切ない。

『紫陽』19号ももうすぐ皆さんのお手元にお届けできるでしょう。
[PR]
by Fujii-Warabi | 2009-09-23 21:18 | 身辺雑記

おうちしみじみ

ご無沙汰しておりました。すみません。

『紫陽』はもう印刷屋に出しまして、20日に製本作業の予定にしています。c0094173_22302386.jpg
今月中にお届けできると思います。
今回もボリュームがありますが、落ち着いた感じの作品が多く、秋の夜にぴったりなはずです。

私のほうは最近、夏の鬱の反動でハイです。
でも、短編小説を読んだり、バッハを聴いたり、詩作をしたりしています。
右の写真は『しみじみ読むイギリス・アイルランド文学』(阿部公彦編、松柏社)という短編集なのですが、読みやすくて、それでいて味わいの残る、芯のある作品ばかりです。
ちなみにどのような作品か挙げてみますと
 ベイル・ベインブリッジ/阿部公彦訳「誰かに話した方がいい」(思春期しみじみ)
 エドナ・オブライエン/遠藤不比人訳「敷物」(母親の苦労しみじみ)
 モイ・マクローリー/片山亜紀訳「奇妙な召命」(神のお召ししみじみ)
 シェイマス・ヒーニー/岩田美喜訳「清算」(母と息子しみじみ)
 カズオ・イシグロ/田尻芳樹訳「ある家族の夕餉」(ニッポンしみじみ)
 イーヴァン・ボーランド/田村斉敏訳「呼ばれて/小包/郊外に住む女-さらなる点描」(母親しみじみ)
 ロン・バトリン/遠藤不比人訳「ドイツから来た子」(転校生しみじみ)
 グレアム・スウィフト/片山亜紀訳「トンネル」(駆け落ちしみじみ)
 アンドリュー・モーション/田村斉敏訳「屋根裏部屋で」(母親しみじみ)
 アリ・スミス/岩田美喜訳「五月」(恋情しみじみ)
 フランク・オコーナー/阿部公彦訳「はじめての懺悔」(告白しみじみ)
 ヒューゴー・ハミルトン/田尻芳樹訳「ホームシック産業」(アイルランドしみじみ)

印象に残った作品は、モイ・マクローリー「奇妙な召命」、シェイマス・ヒーニー「清算」、アリ・スミス「五月」でした。「奇妙な召命」はカトリックへの批判をユーモアたっぷりに、ヒーニーの「清算」はアイルランドの歴史の複雑さを自らのこととして、「五月」は樹と女二人の奇妙な三角関係を軽快に描いています。

訳がとても良くて、解説も詳しいので、お薦めします。
アマゾンで古書なら500円ぐらいで入手可能です。

今日嬉しかったのは、ナタリー・シュトゥッツマン(声楽家)の歌う『永遠の愛~ブラームス歌曲集』を購入できたこと。
しばらく品切れが続いていたので、ずっとこの日を待っていましたemoticon-0157-sun.gif
ナタリーの歌声はどんな楽器にも優ります。
このCDは天国でも聴きたい一枚。
一日だけ他人になるなら、ナタリーになって歌いまくりたいですemoticon-0159-music.gif
[PR]
by Fujii-Warabi | 2009-09-15 22:45 | 芸術鑑賞