カテゴリ:身辺雑記( 38 )

甘い香り

ベランダの扉を開けると、ふわっと甘く幸福な香りが全身を覆うようなそんな季節に変わりました。私の住居の界隈は金木犀が多く、この香りに釣られてつい出かけたくなってしまいます。ここ最近雨ですが、逆に香りがくぐもっているようで感傷的にもなり余計に心地よさを感じさせます。
さて、最近毎日キューバ音楽の現在の第一人者、オマーラ・ポルトゥオンドのベストCD『キューバン・コレクション』を聴いています。キューバは様々な音楽がミックスされていて、そういう魅力がたまりません。私はブラームスやシューマンの作品も好きなのですが、気分を爽快にしたいときは軽快な音楽をききたくなります。
私はスペイン語を勉強していると以前書いたかと思いますが、一応先月でラジオ講座を満期終了しまして(半年間毎日、語学のラジオ講座を聴いたのは初めてです)、これからは芸術や政治に触れながら地道に勉強してゆこうと思っています。そういう意味でもオマーラの歌声は聴き取りやすく、意味はわからないのですがなんとなく歌えて刺激になります。これからキューバ音楽をもっと聴きたいですね。
嬉しかったことといえば、初夏に友人からもらった赤オクラが日当たりの悪さという困難にも負けず、遅まきながらも実をつけ収穫の時期を迎えたことです。花をつけた時は、夏にはひ弱だったクラノスケ(うちのオクラの名前)がこんなに成長して美しい花を見せてくれたのかと感動しましたが、結実まで辿り着けるとは思っていませんでした。生命のたくましさ、美しさをクラノスケは身をもって表してくれました。感謝です。種を残してまた来年も、その子を育てるつもりです。c0094173_16153941.jpg
[PR]
by Fujii-Warabi | 2008-10-07 16:16 | 身辺雑記

つばめとスペイン語とウィーンと

体が暑さに慣れすぎて(?)クーラーをかけると辛い。
31℃の室温がちょうど良くなっているようだ。
根が冷え性なので、夏でも足が冷える。

最近、うちの前ではコシアカつばめの子どもたちが飛行の練習をしている。
巣がツボ型なので、ひなの時は見られなくて残念だったが、
子どもたちはまだまだ小柄で毛が柔らかそうで可愛い。
うちの猫も彼らが大好きで、見たいといって玄関でなく。
心を騒がせるなにかがあるのだろう。

わたしは今年からスペイン語を勉強しているのだが、
ラジオ講座も佳境に入ってきた。点過去、線過去、接続法……、
なにやら活用が多く、訳が分からない。
もちろん覚えられていないからなのだが…。
岩波新書の『スペイン現代史』もぼちぼち読んでいる。
前半は独裁者フランコを中心に書かれていて、ちょっと問題を感じるが、
ヒトラーやヒロヒトと比較しながら読むと面白い。
スペインは現在の国王ファン・カルロスがフランコ亡き後、
民主主義的に改革していったようで、それも興味深い。

わたしは語学勉強がとかく好きなようで、
英語にはじまって、大学でフランス語、ラジオ講座でドイツ語を
学習?していたことがある。
しかし記憶力が悪いので全然身についていない。
あくまで、言葉との出会いにわくわくしたいだけのようだ。
スペイン語だけはきっちりやろう、とは思うもののどうなるやら。

並行して、『ウィーン世紀末文学選』(岩波文庫、池内紀訳)も読んでいる。
短編だし、ライトなものが多く、寝床で読むのに向いている。作者は
シュニッツラー、バール、アルテンベルク、ホフマンスタール、ブライ、ツヴァイクなど。
作品がこうして同時代で並んでいると作者の経歴と併せれば
時代が自ずと見えてくる。
1930年代に入ると、ほとんどの作家が亡命している。
そのこと一つでナチスと支持した大衆がどれだけ恐ろしい存在であったかを物語っているようだ。
[PR]
by Fujii-Warabi | 2008-08-07 16:00 | 身辺雑記

おかばあ

「おかばあのぶろぐ」をエキサイトブログのリンクに追加しました。
「okabar」は『紫陽』の投稿者でもある友人ぴゅーとん君と竹村正人君が京都市のパレスサイドホテル内で開いているオルタナティブ系の交流スペースです。
まずはブログで雰囲気をご覧ください。
[PR]
by Fujii-Warabi | 2008-02-26 14:59 | 身辺雑記

壁紙、スティグレール etc.

壁紙を春用にしてみました。
まだ早いですけど、ちょっと紫の重苦しさに耐えられなくなったものですから…。
しかし、エキサイトの壁紙は演出過剰のものが多いです。
「上の方のイラストがなければいいのに…」と溜め息が出るようなものがたくさんあります。
これはシンプルな壁紙ですけど。

さて、最近少ーしずつですが、スティグレールの『象徴の貧困―1.ハイパーインダストリアル時代』(新評論、2006年、2600円)を読んでいます。
スティグレールは元銀行強盗、ですが、逮捕され獄中で哲学に出会い、デリダの優秀な弟子になったという変わった経歴の持ち主です。
極限の中で哲学を始めるというのが魅力的。私も病気をしていなければ苦しみながらもフツーの生活を送っていたんだろうなと思います。
この本は実践の書で、私も詩作に活かしたいと思いながら読んでいます。
また、訳者のメランベルジェさんご夫妻が一般人にも読めるように訳注を丁寧につけてくださっていて大変感謝しています。お二人による解説がこれまたいいのです!
スティグレールの哲学には出会うべくして出会ったという感動がありました。
頭が悪くてわからないところもあるのですが、一生お付き合いしてゆくつもりです。
[PR]
by Fujii-Warabi | 2008-02-14 16:13 | 身辺雑記

ご無沙汰しております。

ご無沙汰しております。この12月大変厳しいものでした。
済んでしまったから言えるのでしょうが、今回の鬱はいい薬にもなりました。

さて、携帯電話、ツーカーが打ち切りということでいよいよauに変更いたしました。
デジカメ付き携帯が無料でした。
それで詩集の表紙を撮り、10月14日「詩集ができました!」の記事に貼り付けてみましたのでご興味のある方はご覧ください。

少し前になるのですが、『紫陽』の仲間・楠亜季子さんのブログ「akkommune」で私の詩集に関する素敵なご感想をいただきました。「批評」より何より心からのお言葉が嬉しかったです。どうもありがとうございました。
[PR]
by Fujii-Warabi | 2007-12-24 11:55 | 身辺雑記

詩集は歩く糸

最近、第一詩集の在庫が切れてしまった。5年前には300冊も印刷したことを後悔するほど途方に暮れていたから、こんな早くに捌けてしまうとは驚きである。
今年9月に突然現れた年配の女性が1ヶ月半の間に35冊も買ってゆかれた。(第二詩集を合わせると45冊!) 書店流通させているわけでないので、どこが私の詩集との最初の出会いだったのか聞いたが、私とは関係のない会合でいい本だと人に勧められいただいたらしい。どうやら詩集がひとりでに歩いていったらしかった。
そして、週末にはこの方が開かれている会合(私の詩集と出会った会合ではない)に呼ばれているので、久々に知らない人たちばかり(その年配の女性さえお会いしたことがない)に囲まれて病気や詩について簡単なスピーチをしなくてはならなくなった。持ち時間は45分。何も考えてゆかないと「あ~、え~、その~」しか言えなくなってしまうので(冗談ではない)、やはり話す内容は今日明日中に考えておき、カンニングペーパーをつくっておかないといけない。しかしその前に、第一詩集で何を書いたか読み直さなくてはならない。
とにかく熱烈に会いたいと願われるのは嬉しいことだ。そして、私はこの方と電話で幾度か短い話をしたが、こんな半分以下の年の小生意気な私でも尊重してくれる、庶民的で勉強熱心で感受性豊かな方だった。出会いの幸せをしみじみ感じている。

さて次の『紫陽』の原稿締切日は12月10日(必着)。
私自身は最近詩作は冬眠中だ。詩を書くと集中しすぎて動悸やら冷や汗やらが出て体調が崩れるので、ついつい書くのが億劫になってくる。しかし集中しないと仕上がらないし、まったく詩をつくらないのも淋しい。思索も詩作も試作もたたかいだ。
[PR]
by Fujii-Warabi | 2007-11-21 16:46 | 身辺雑記

詩集制作

 長らくブログを書いていませんでしたが、特別体調が悪いというわけでもなく、それに使う感性やエネルギーが他に向けられていたというだけです。
 この数ヶ月で楽しみが増えました。友人たちと詩の朗読と鑑賞の会、小説や詩集などをじっくり読む会、そしてそのためにも読書したり、調べものをしたり……。ふたたび読む楽しみを取り戻しつつあります。そして、それは詩作に活かされることでしょう。詩作の迷いもだいたい消えました。
 それから、もう一つ。現在詩集づくりをしています。まだ手元で改稿や詩の並びを考える段階ですが、今年中に出版する予定です。何より自分がここから出したいと思える、出版活動に共感できる出版社が見つかったことで大きな安心がありました。
 原稿を読んでいて、この5年の病の苦しみを思い出します。長い5年でした。でも、これだけ詩を書いてきたのかと驚きを感じます。いい詩集になりそうです。
[PR]
by Fujii-Warabi | 2007-05-28 11:30 | 身辺雑記

『現代詩手帖』3月号、詩誌月評

3月は毎年厳しい季節です。
今年も風邪で寝込んでから首の調子も悪く、めまいもしてます。
断薬3年目に突入しました。

思潮社『現代詩手帖』3月号、森川雅美氏の詩誌月評「孤独でナイーブな場所から」に『紫陽』11号に発表した私の「オクラの話」が取り上げられていました。
「たぶんペンネームであろう『わらび』という名」と書かれていましたが、本名なんです(笑い)。「オーバーな表現」らしいですが、私の実体験をそのまま書いたもので、日常の中では私はもっとオーバーな表現で暮らしています。この詩は私の暮らしにくさをうたったものでもあるのです。
でも、好意的に批評されていて嬉しかったです。『紫陽』が無視されて読まれていないというわけでもないとわかりましたし…。ただ『紫陽』の意義について理解されていないようですね。
またよろしければ読んで見て下さい。
[PR]
by Fujii-Warabi | 2007-03-10 10:47 | 身辺雑記