詩集は歩く糸

最近、第一詩集の在庫が切れてしまった。5年前には300冊も印刷したことを後悔するほど途方に暮れていたから、こんな早くに捌けてしまうとは驚きである。
今年9月に突然現れた年配の女性が1ヶ月半の間に35冊も買ってゆかれた。(第二詩集を合わせると45冊!) 書店流通させているわけでないので、どこが私の詩集との最初の出会いだったのか聞いたが、私とは関係のない会合でいい本だと人に勧められいただいたらしい。どうやら詩集がひとりでに歩いていったらしかった。
そして、週末にはこの方が開かれている会合(私の詩集と出会った会合ではない)に呼ばれているので、久々に知らない人たちばかり(その年配の女性さえお会いしたことがない)に囲まれて病気や詩について簡単なスピーチをしなくてはならなくなった。持ち時間は45分。何も考えてゆかないと「あ~、え~、その~」しか言えなくなってしまうので(冗談ではない)、やはり話す内容は今日明日中に考えておき、カンニングペーパーをつくっておかないといけない。しかしその前に、第一詩集で何を書いたか読み直さなくてはならない。
とにかく熱烈に会いたいと願われるのは嬉しいことだ。そして、私はこの方と電話で幾度か短い話をしたが、こんな半分以下の年の小生意気な私でも尊重してくれる、庶民的で勉強熱心で感受性豊かな方だった。出会いの幸せをしみじみ感じている。

さて次の『紫陽』の原稿締切日は12月10日(必着)。
私自身は最近詩作は冬眠中だ。詩を書くと集中しすぎて動悸やら冷や汗やらが出て体調が崩れるので、ついつい書くのが億劫になってくる。しかし集中しないと仕上がらないし、まったく詩をつくらないのも淋しい。思索も詩作も試作もたたかいだ。
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by Fujii-Warabi | 2007-11-21 16:46 | 身辺雑記
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