デリー、昨年

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 去年の手帳を見ていると、去年の今日は北アイルランドのデリーにいたらしい。南のスライゴーからバスで前日に移動したのだが、デリーに着くとかなり寒かったのを覚えている。バス停から1キロ以上離れたホステルを予約していて、そこへの行き方がわからず通行人のおじさんに道を訊くも、訛りがきつくて理解できずに困った。「遠いからタクシーを呼んだ方がいい」と言ってくれたことだけは聴き取ることができたが、安い旅をしているためやはり歩きでいくことに。
 次は郵便局のお兄さんに道を訊いてだいぶわかった。しかしまたタクシーを勧められた。そう、私は25キロのでっかいトランクを引いていたからだ。

 歩いてゆくと、そのうちにひどい坂に出くわす。延々と続く坂道に辟易。
デリーは大きな街ではない。町中は川のある低湿地、住宅は丘の方に立ち並ぶ。ホステルは町を登った住宅街の中にあった。

 デリーは侵略と抵抗など様々なドラマが繰り広げられた歴史の町だ。それはもしかしたら、二つの丘陵とその間の川・低地という表情豊かな地形に由来するのかもしれないと思った。



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by Fujii-Warabi | 2014-08-09 10:34
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