近況

約二週間前に体調を崩してから、筆が遅い。
NAPのこともつづきを書こうとずっと思っているけれど、
起きていられる時が短くて(睡眠障害で眠りっぱなし)、パソコンに向かえる時間がない。

今日は目覚めてみて、少し良くなっていることに気づいた。
ありがたい。

悪い時期でも、孤独や痛みについて色々と考えた。
身体的な障壁はそのまま心の障壁になる社会はどうか?とも思った。
辛い時期こそそれまでどのように生きてきたか、人と関係を築いてきたのかが試される。
私は幸いにして、心には救いがあった。
会いたい人がこの世にまだいて、やりのこしたことがあり、
そして文学があった。
うちからほとんど出られないので、寝転んで
『嵐が丘』を読み、キェシロフスキーの『デカローグ』を観た。

You're okay.というためには I'm okay. でなくては、
と私は力んでしまったりする。
でも、辛いときは相手が You're okay.(そのままでいいよ。) と言ってくれることが自然なのではないかと思う。
『嵐が丘』も『デカローグ』も身勝手で苦悩の多い人がたくさん出てくる。
でも、作家はそんな人物を愛しているのだ。
時代も国も隔たっていても、作品を通して、人と心が通じる、愛される、
そんな感覚が私を救ってくれる。
日常をこつこつと生きることの大切さを伝えてくれる。

私は今回の不調のなかでも、自分のことがきらいではなかった。
善悪の判断と少し距離を置くことができたのかもしれない。
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by Fujii-Warabi | 2010-10-21 13:03 | 身辺雑記
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