小さな夢をみた


シャガールのように
羽のない私の薔薇が飛翔する
ほんの小さな夢をみた
雪がしとしとと降り始める夕べ
明日は銀世界
そんな奇蹟の足音を待つ気持ちで

ぼくも わたしも
重ね合う手のぬくもりのように
一瞬"はかなさ"がゆるむ

ほんの小さな夢をみた
雪待草が春を待てず
雪の雫を真似て顔を出す
夜空にはすべてを超え自由に翔ぶ恋人たち

いつか溶ける という
不安の潮が引いて
朝日を迎えいれるような

束の間の夢をみた
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by Fujii-Warabi | 2010-05-20 10:53 | 藤井わらびの詩
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