落ちる瞬間

   falling moment

金魚すくいの薄い膜から
あなたの指は破れて落ちた

 階段を転げ落ちる時
 何を想うだろう
 ついてゆかない感覚
 それを後に掴むとき

人差し指が金魚鉢にスプラッシュと落ちた
広がる王冠のような波紋
群がる魚たちは
その一瞬という小さな獲物を
あぶくも立てずにつついている

                    (2009.5.13)


出来立てほやほやの詩です。
不眠症が厳しく、この10日ほど一時間半/日しか眠れないので、
漢方薬を飲んでいるのですが、これまた効かなくて、
しようがないので、眠剤を飲みました。
それでも四時間しか眠れないので、しようがないから詩でも書いてみました。
起きた瞬間のイメージです。
こんな感じで気楽に詩を書くというのも、昔はやっていたのですが、
再び戻ってみたい気がしました。
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by Fujii-Warabi | 2009-05-13 05:31 | 藤井わらびの詩
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